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株式投資初心者の証券会社の選び方|見るべき7つの観点

証券会社を選ぶときに何を基準にすればよいかを、初心者がつまずきやすい順に整理します。手数料だけで決めないための考え方と、後から変えられること・変えにくいことを解説します。

トレビバメディア編集部

証券会社を比較する記事を読むと、たいてい手数料の表が最初に出てきます。ただ、初心者が最初に困るのは手数料ではありません。

困るのは「画面のどこを押せばいいか分からない」「用語の意味が分からない」「買いたいものが取り扱われていない」といった点です。この記事では、選ぶときに見る観点を、実際に効いてくる順に並べます。

先に知っておきたいこと:あとから変えられる

証券口座は複数持てます。 1社目の選択で一生が決まるわけではありません。使ってみて合わなければ、別の会社の口座を追加すればよいだけです。

ただし例外が1つあります。

NISA口座は1人1つだけで、金融機関の変更は年単位の手続きになります。NISAを使う予定があるなら、この点だけは先に考えておいてください。

観点1:買いたいものを扱っているか

いちばん最初に確認すべきはここです。手数料が安くても、買いたい商品がなければ意味がありません。

  • 日本株だけでよいのか、米国株も考えているのか
  • 1株から買いたい(単元未満株)のか、100株単位でよいのか
  • 投資信託も同じ口座でやりたいのか
  • IPOに申し込みたいのか

とくに単元未満株は、少額から始めたい人にとって決め手になります。日本株は原則100株単位なので、株価3,000円の会社なら1単元で30万円です。1株から買える仕組みがあるかどうかで、始められる金額が大きく変わります。

観点2:NISAで何が買えるか

NISA口座は1人1つです。成長投資枠で個別株や外国株を買いたい場合、その商品を扱っている会社を選ぶ必要があります。

つみたて投資枠で投資信託だけを買う予定なら、取扱本数と積立の設定のしやすさを見ます。

観点3:手数料

ここでようやく手数料です。見るべきは次の3つです。

  • 日本株の売買手数料(1回いくらか、定額制があるか)
  • NISA口座での手数料(課税口座と違う場合があります)
  • 米国株の手数料と為替手数料(円をドルに替えるときの費用も含めて)

手数料は取引の回数に比例して効いてきます。 年に数回しか売買しないなら差は小さく、毎日売買するなら大きな差になります。自分がどれくらいの頻度で取引しそうかを考えてから比べてください。

手数料は変更されます。当サイトでは確認できた内容のみを掲載しています。最新の条件は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

観点4:アプリの見やすさ

毎日触るのはアプリです。 ここが合わないと、そもそも続きません。

  • 保有している銘柄の損益がひと目で分かるか
  • 注文画面が分かりやすいか
  • 文字が小さすぎないか

スクリーンショットは各社の公式サイトで公開されています。口座を開く前に一度見ておくと、印象がつかめます。

観点5:投資情報

銘柄を選ぶときの材料になります。企業のレポート、決算情報、スクリーニング(条件を指定して銘柄を絞り込む機能)があるかどうかを見ます。

最初のうちは使いこなせなくても構いません。 ただ、続けていくと必要になります。

観点6:サポート

分からないことが出たときに、どこに聞けるか。電話窓口があるか、受付時間はいつか。

制度や税金の話は、調べても分かりにくいことがあります。 電話で聞けることを重視する人にとっては、大きな違いになります。

観点7:ポイント

最後に置いたのは、ここを最優先にすると判断がぶれるからです。

ポイントが貯まるのは魅力ですが、その分だけ手数料が高かったり、買いたい商品が無かったりすれば意味がありません。他の条件が同じくらいのときの決め手として考えてください。

やってはいけない選び方

「ランキング1位だから」で決める

ランキングは、何を基準にしたかで順位が変わります。その基準が自分の目的と合っているかを確認してください。当サイトが順位を付けないのはこのためです(広告掲載ポリシー)。

キャンペーンの金額だけで決める

口座開設時のキャンペーンは一時的なものです。その後何年も使う口座を、一度きりの特典で決めるのは順序が逆です。

比較してみる

各社の特徴は、証券会社を比較するで項目ごとに並べています。順位は付けず、それぞれが向く人・向かない場合を記載しています。

証券会社の比較表
比較項目 SBI証券 楽天証券 松井証券 GMOクリック証券 三菱UFJ eスマート証券 マネックス証券
国内株式の手数料 国内株式(現物・信用)の売買手数料0円。条件は「インターネットコースでのインターネット取引」と「各種報告書の電子交付の設定」の2つ。単元未満株(S株)も対象。日計り信用の強制決済注文、電話注文、ダイレクトコース・IFAコース・対面コースは対象外。 手数料コースで「ゼロコース」を選ぶと国内株式(現物・信用)の取引手数料が0円。ゼロコースを選ぶには、SOR(Rクロスを含む)の利用に同意する必要がある。 1日の約定代金の合計で決まる「ボックスレート」。50万円までは0円、100万円まで1,100円、200万円まで2,200円、以降は100万円増えるごとに1,100円ずつ加算し、1億円超は110,000円が上限(いずれも税込)。25歳以下は、26歳になる月の最終営業日の取引分まで0円。 現物株式の取引手数料は約定代金にかかわらず0円。ただしコールセンター取引手数料、不足金・追証の期日超過による強制決済手数料、単元未満株の買取・売却手数料は無料の対象外。 SOR注文を選択した場合、国内現物株式の取引手数料はすべて無料(名証・福証・札証の上場株式は対象外)。SORを選択しない場合は1注文の約定金額に応じて、5万円以下55円、10万円以下99円、20万円以下115円、50万円以下275円、100万円以下535円、100万円超は約定金額×0.099%+99円(上限4,059円)。いずれも税込。なお一日定額手数料と手数料コースの選択は2026年5月15日で終了。 「取引毎手数料コース」と「一日定額手数料コース」を月ごとに選べる。取引毎(現物)は約定金額5万円以下55円、10万円以下99円、20万円以下115円、50万円以下275円、100万円以下535円、150万円以下640円、3,000万円以下1,013円、3,000万円超1,070円。一日定額は1日の約定金額100万円以下で550円、100万円超は300万円ごとに2,750円。いずれも税込。
NISA NISA口座では投資信託の買付手数料、国内株式の売買手数料、米国株式・海外ETFの売買手数料がいずれも0円。成長投資枠の取扱いは国内上場株式等(現物・ETF・REIT・ETN・S株)、公募株式投資信託、外国上場株式等。つみたて投資枠は一定の公募株式投資信託。 NISA口座は国内株式(ETF・ETN・REIT・かぶミニ®・かぶツミ®・かぶピタッ®を含む)、米国株式・米国ETF、投資信託の取引手数料が無料。中国株式・アセアン株式は課税口座と同じ手数料がかかる。 NISA口座は日本株・米国株・投資信託の売買手数料が0円。口座の維持費もかからない。 NISA口座の取引手数料は0円。対象は上場株式(株式・ETF・REIT・ETNなど)と投資信託(一部除外あり)。投資信託はPC会員ページでのみ取引できる。 NISA口座は現物株式・プチ株®・米国株式・投資信託の取引手数料が無料。 NISA口座の売買手数料はすべて無料(日本株・米国株・中国株の現物取引と投資信託)。
単元未満株 S株(単元未満株)として1株から売買できる。上の条件を満たせば売買手数料0円の対象になる。 かぶミニ®(単元未満株)として1株から売買できる。買付・売却の手数料は0円。リアルタイム取引は別途スプレッド0.22%がかかり、寄付取引はスプレッドなし。 単元未満株を1株から売買できる。手数料は約定代金×0.55%(税込)。 単元未満株は買取が1銘柄につき1,100円(税込)、売却が約定代金×2.2%(税込)。取引手数料無料の対象外。 プチ株®として1株から売買できる。取引手数料は都度取引も積立も無料で、スプレッドによるコストも発生しない(電話注文はオペレーター料金2,200円(税込)が別途/NISA成長投資枠での取引を除く)。プレミアム積立®は月500円以上1円単位。 ワン株(単元未満株)として1株から売買できる。買付は無料、売却は約定代金の0.5%(税込0.55%)で最低手数料48円(税込52円)。
米国株 米国株式(現物)は約定代金の0.45%(税込0.495%)。最低手数料0ドル、上限手数料20ドル(税込22ドル)。 約定代金の0.495%(税込)。2.22米ドル以下は0円、4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込)が上限。日本円で取引する場合は別途、為替手数料25銭/米ドル。売却時はSEC Feeが別途かかる。 約定代金×0.45%(税込0.495%)。最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル(税込22米ドル)。NISA口座なら0米ドル。日本円と米ドルの両替にかかる為替手数料(スプレッド)は買い・売りとも無料。 外国株式の取扱いは東証に上場している「国内上場外国株式」3銘柄(SPDR ゴールド・シェア、SPDR S&P500 ETF、メディシノバ・インク)。取引には外国証券取引口座の開設が必要。 取引手数料は約定代金の0.495%(税込)、上限22米ドル(税込)。円貨決済の場合は1ドルあたり20銭の為替スプレッドが適用レートに含まれる。 約定代金の0.45%(税込0.495%)。最低手数料0米ドル、上限20米ドル(税込22米ドル)。売却時はSEC Feeが別途かかる。為替手数料は買付時0銭・売却時25銭(買付時の0銭は定期的に見直され、有料になる場合がある)。
IPO 配分予定数量の60%を、買付余力が確認できた有効申込株数に応じた抽選で配分。30%を、外れた人のうち「IPOチャレンジポイント」の申込ポイント数が多い順に配分。残り10%は同社の配分基準で決定。 ブックビルディングに申し込んだ人の中から公平な方法で抽選。取扱実績は2025年44件、2024年54件と同社ページに記載。 配分予定数量の70%以上が完全平等抽選。抽選時の事前入金は不要で、抽選時・購入時の手数料は0円。未成年口座でも抽選に参加できる。 コンピュータが生成した乱数を大きい順に並べて当選者を決める抽選。申込株数にかかわらず、まず上から順に最低申込単位ずつを割り当てる。ブックビルディングへの参加だけでは抽選対象にならず、別途、購入申込が必要。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引受けるIPO・PO銘柄を取り扱う(一部、取扱いがない場合あり)。ブックビルディング申込・購入申込時の手数料は無料。当落と購入株数はシステム抽選で平等に決定される。 申込者数が配分単位数より多い場合は、需要申告した株数にかかわらず1人1票の乱数抽選(申込株数を増やしても当選確率は変わらない)。少ない場合はまず全員に1単位を割り当てる。ブックビルディング参加費用・購入時手数料は無料。
スマホアプリ 商品ごとに分かれている。SBI証券 株アプリ(国内株)、SBI証券 米国株アプリ、投信つみたてアプリ、SBI証券Plus(資産管理)。 iSPEED(株式・米国株の取引)と iGrow(NISA・iDeCoを含む資産の一括管理)。 商品ごとに分かれている。松井証券 日本株アプリ、米国株アプリ、投信アプリ。ほかに株touch。 GMOクリック 株、GMOクリック 株 for iPad。 三菱UFJ eスマート証券 アプリ(資産の状況を見る)と、三菱UFJ eスマート証券 株・先物OPアプリ(トレーディング)。 マネックストレーダー株式 スマートフォン。
PCツール HYPER SBI 2(注文・チャート・板情報・マーケット情報を備えたトレーディングツール)。 マーケットスピード II(Windows)と Mac 専用ツール。国内株式(現物・信用)、米国株式(現物・信用)、先物・オプション、CFDに対応。 ネットストック・ハイスピード、ネットストック・トレーダー、フル板情報(BRiSK for 松井証券)など。 PC会員ページのほか、スーパーはっちゅう君(NISA口座では照会のみ)。 kabuステーション®(国内株式・米国株式・先物OP)。ほかにカブボード®、カブボードフラッシュ、EVERチャートなど。 マネックストレーダー(板発注や2Way注文、最大50銘柄のマルチチャートを備えたトレーディングツール。国内株式と先物・オプションに対応)。
投資情報 個別銘柄ページで株価・チャート・投資指標(予想PER、実績PBR、予想配当利回りなど)と「会社四季報」(東洋経済新報社)を提供。ほかにウエルスアドバイザー社の個別銘柄評価レポート、「朝イチ情報」、複数社のニュース、各種ランキング。 国内株式の「おすすめのツール」として、スーパースクリーナー、決算カレンダー、ポートフォリオ、四季報、マーケットアローを提供。 マーケットラボ、米国株マーケットラボ、QUICKリサーチネット、チャートフォリオ、株価ボードなどの情報ツールを提供。 無料で提供。東洋経済新報社の「会社四季報」・企業データバンク、財務分析(企業価値・業績推移を解説コメント付きで表示)、銘柄ランキング、24時間更新のニュース(1日平均100本以上)、大和証券グループ提供のマーケット動画「GMOクリックTV 投資チャンネル」。 カブナビ®(スクリーニング)、kabuスコープ®(売買シミュレーションで好成績銘柄を抽出)、kabuカルテ®(銘柄と相性のよいテクニカル指標を判別)。 銘柄スカウター(企業の実績・業績予想・アナリスト予想を見られる分析ツール。日本株・米国株に対応)。口座がなくても使える銘柄スカウターライトもある。
ポイント Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントから1種類を「メインポイント」として選ぶ方式。ポイント投資(国内株式・投資信託の買付)に使えるのはVポイントとPontaポイント。 「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」から選ぶ。楽天ポイントコースなら投資信託・国内株式(現物)・米国株式(現物・円貨)・バイナリーオプションにポイントを使える。楽天証券ポイントコースは投資信託のみ。 松井証券ポイント。PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードをはじめ3,000種類以上の商品と交換でき、ポイント投資にも使える。 公式サイトで確認 Pontaポイント。投資信託の保有で毎月たまる(年率最大0.40%、上限なし)。クレカ積立は三菱UFJカードで最大7.0%、au PAY カードで最大2.0%。ポイントで投資信託とプチ株®を買える(100円から、現金との併用も可)。 マネックスポイントとdポイント。投資信託を保有しているだけで毎月たまる。dカード積立はカードの種類に応じて最大3.1%、マネックスカードの投信つみたて決済は最大1.1%。
サポート 電話は平日8:00〜17:00(土日は口座開設・NISA・投資信託のみ9:00〜17:00)。オペレーターチャットは平日8:00〜23:00(17:00以降は投資信託・NISA・パスワードのみ)。AIチャットは24時間。 電話は平日8:30〜17:00(全般)、土日9:00〜17:00(投資信託・NISAのみ)。オペレーターチャットは平日9:00〜23:00(18時以降は投資信託・NISAのみ)、土日9:00〜17:00。 口座をお持ちでない方の窓口は0120-021-906(平日8:30〜17:00)。米国株サポートは0120-937-378(月〜金7:00〜24:00)。 ログインサポート専用ダイヤルは0120-77-3048、月〜金9:00〜19:00(年末年始・祝祭日を除く)。本人確認が必要な内容(登録情報の変更、パスワードのロック解除、入出金や取引内容の照会など)は別の窓口または問い合わせフォームで受付。 お客様サポートセンター 0120-390-390(IP電話は03-4221-1224)。受付時間は平日8:00〜17:00(年末年始を除く)。メール・チャットの窓口もある。 ログイン・各種手続きダイヤルは0120-234-285(携帯電話から0570-053-491)、平日8:00〜17:00。オペレーターによる有人チャットは平日8:30〜16:30。
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト

この表の見かた

比較項目は、報酬や当サイトの都合ではなく利用する側が実際に困る順で選んでいます。 各項目をなぜ見るのかは次のとおりです。

国内株式の手数料
売買のたびにかかる費用です。同じ取引でも会社によって差が出ます。
NISA
NISA口座は1人1口座です。年単位でしか変更できないため、口座を開く前に確認しておきたい項目です。
単元未満株
通常100株単位の日本株を、1株から買えるかどうか。少額で始めたい場合に効いてきます。
米国株
将来的に米国株も考えている場合、取扱いと費用を見ておきます。
IPO
取扱件数と、抽選のしくみ(完全抽選か、資金量で有利になるか)が会社ごとに違います。
スマホアプリ
実際に毎日触るところです。画面の見やすさは使い続けられるかに直結します。
PCツール
板情報やチャートを見ながら取引したい場合に使います。
投資情報
銘柄を選ぶときの材料です。レポートや分析ツールの有無を見ます。
ポイント
おまけの要素です。ここを最優先にすると、手数料や使いやすさの判断がぶれます。
サポート
操作や制度で分からないことが出たときの窓口です。初めての方ほど効いてきます。

この記事のまとめ

  • 証券口座は複数持てる。ただしNISA口座だけは1人1つ
  • 最初に見るのは「買いたいものを扱っているか」
  • 手数料は取引回数に比例して効く。自分の頻度から考える
  • 毎日触るのはアプリ。見やすさは続けられるかに直結する
  • ポイントは最後の決め手。最優先にすると判断がぶれる

証券会社の情報の最終確認日:2026/09/14 手数料・キャンペーン・取扱商品は変更される場合があります。お申し込みの前に必ず公式サイトでご確認ください。