日本株の売買単位と単元未満株|100株から、1株から
日本株が原則100株単位で売買される理由と、1株から買える単元未満株のしくみを解説します。単元未満株で株主優待や議決権がどう扱われるかも整理します。
日本株を買おうとすると、「100株」という単位が出てきます。株価が3,000円の会社を買うのに、なぜ30万円必要なのか。ここが最初の関門です。
単元株とは
日本の上場株式は、原則として100株を1つの売買単位としています。この単位を単元株といいます。
以前は会社によって1株、10株、1,000株などばらばらでしたが、投資家が混乱しないよう、現在は100株に統一されています。
出典:日本取引所グループ(2026年9月14日確認)
単元株で買うということ
株価3,000円の会社を1単元買うと、
3,000円 × 100株 = 30万円
株価が高い会社ほど、1単元の金額は大きくなります。株価1万円の会社なら、1単元で100万円です。
これが、日本株を始めるときの最初の壁になっています。
単元未満株というしくみ
この壁を下げるために、多くの証券会社が単元未満株(1株から買えるサービス)を提供しています。
呼び名は証券会社によって異なります。取扱いの有無、対象銘柄、手数料、注文できる時間帯も会社ごとに違うため、利用する場合は各社の公式サイトで条件を確認してください。
株価3,000円の会社なら、1株=3,000円から買えることになります。
単元未満株でできること・できないこと
単元未満株は、単元株と扱いが異なる部分があります。
| 単元株(100株以上) | 単元未満株(1〜99株) | |
|---|---|---|
| 配当金 | 受け取れる | 保有株数に応じて受け取れる |
| 株式分割 | 対象 | 対象 |
| 議決権 | あり | なし |
| 株主優待 | 条件を満たせば受け取れる | 受け取れないことが多い |
| 注文方法 | 成行・指値など | 証券会社が定める方法のみ(指値できない場合がある) |
配当は受け取れる
単元未満株でも、保有株数に応じた配当金を受け取れます。 10株持っていれば、100株の10分の1の配当です。
議決権はない
株主総会での議決権は、単元株ごとに与えられます。単元未満株には議決権がありません。
優待は受け取れないことが多い
株主優待は「100株以上」といった条件が付いていることがほとんどです。単元未満株では条件を満たせません。
優待を目的とする場合は、単元株での保有が必要になります。詳しくは株主優待とはをご覧ください。
注文方法に制約がある
単元未満株は、証券会社が取りまとめて売買する形をとることが多く、リアルタイムの指値注文ができない場合があります。注文を出してから約定するまでにタイムラグが生じることもあります。
「その瞬間の価格で買いたい」という使い方には向きません。
どちらを選ぶか
単元未満株が向く場合
- 少額から始めたい
- 複数の銘柄に分けて買いたい(分散)
- まず1株買って値動きを体験したい
単元株が向く場合
- 株主優待を受け取りたい
- 議決権を行使したい
- 価格を指定して注文したい
単元未満株で買い進めて、100株に達したら単元株として扱われる仕組みを持つ証券会社もあります。少しずつ買い増して優待の条件を満たす、という使い方も考えられます。
この記事のまとめ
- 日本株は原則100株が1単元。株価3,000円なら1単元30万円
- 単元未満株なら1株から買える。取扱いは証券会社による
- 単元未満株でも配当は保有株数に応じて受け取れる
- 議決権は無く、株主優待も受け取れないことが多い
- 注文方法に制約がある。指値できない場合がある
参考にした一次情報
- 日本取引所グループ「売買単位の統一について」 (2026/09/14 確認)